片塩商店街の高田市駅前商店街(タカダウォーク)内にある「おしゃれショップミナミモト」は、地域で親しまれる昔ながらの洋服屋さんです。戦後すぐの創業当初は雑貨なども扱い、吉野地方で行商もしていましたが、昭和55年(1980)頃から洋服店となり、現在は婦人服中心の店となっています。
店を訪れるのは、年配の方が中心。南本雅偉店長は「あたたかな遠赤外線や起毛の肌着、ゆったりとした脱ぎ着し安いズボン、ちょっと羽織るときに便利なカーディガンなど、極力使い勝手の良い商品をそろえるようにしています」と話します。
「おしゃれショップミナミモト」のような昔ながらの婦人服の店はだんだんと減っていて、わざわざ市外から足を運ぶ人も多いそうです。「最近はメーカーでも、モンペや大人向けのスモックなどはあまり作らなくなっています。でもそういう服にも、確かな需要がある。流行のファッションばかり追いかけていては、そのような服を求めている方の行く場所が無くなってしまう」と南本店長。店ではメーカーに要望し、極力値段を抑えながらも、来店者のニーズに合った服をそろえるよう心掛けているそうです。
素材や着心地にこだわった商品を求めて、最近は介護施設の方もよく訪れています。落ち着いた色合いの品が多いので、敬老の日のプレゼントさがしにもおすすめです。
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