大和高田駅前商店街にある「つじ井履物店」は、オープン以来84年の歴史をもつ、下駄や草履、雪駄などの和装履物と和傘の店です。店には何百という下駄、草履、雪駄が並び、中には、籐表下駄やゴマ竹の下駄など、入手困難な品も少なくありません。一部サンダルなども扱っていますが、それも辻井康治代表が吟味した、国産の確かな品ばかりです。
「最近は、かえって珍しく映るのでしょう、特に夏場は、好んで下駄や雪駄を履かれる若い方もおられます」と辻井代表。代表は、今では少なくなった鼻緒の交換や調整、修理ができる職人で、全国から舞台関係者や風流人が訪れます。
つじ井履物店のもう一つの特徴が、和傘や下駄の名入れ・絵付けです。多くが大衆演劇の役者さんらに贈るものですが、七五三や誕生日などのお祝いにも、人気があるそうです。スワロフスキーによる華やかな装飾やLEDを使った電飾まで、あらゆる下駄・和傘を受注販売しています。
「基本的にはご来店いただいて、ご相談の上でお作りしていますが、遠方の方などは電話やメールでのご注文もお受けしていますよ」と辻井代表。過去の作例の一部は、HPで確認することができます。
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