JR高田駅から南へ、アーケード商店街のサザンカストリート(天神橋筋商店街)に入り80mほど進んだ場所にある「はしをや」は、大正時代に創業して以来、この地で親しまれる履物の店です。現在の森田幸子店長は4代目。当初は下駄と草履の店として始まりましたが、時代とともに扱う商品も靴中心に変わり、今では質の良いヘップ・サンダルを扱う店として、信頼を集めています。
「店にあるヘップの大半が日本製。海外のものは安いんですが、持ちが全然違うんです」と森田店長。一部に安い海外産の商品も置いていますが、常連客の多くは国産を選ぶそうです。
店には、下駄や雪駄などの和装の履物も置いています。こちらも安い海外産もありますが、やはり国産の方が、質の良いものが多いそうです。「一時は全く需要の無くなった和装履物ですが、最近はまた、少しずつその価値が見直されているようです」と森田店長。昔ながらの形ですが、若い方には、かえって新鮮に見えるのでしょう。特に雪駄は、吸水性もあり涼しいので、夏にサンダル代わりに履くのもおすすめです。
店内いっぱいに並ぶ商品は、すべて森田店長が目利きしたものです。「長くお付き合いさせていただいている常連さんを、裏切れませんから」。その責任感が、長く信頼される秘訣です。
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