サザンカストリート(天神橋筋商店街)にある今徳青果店は、110年以上の歴史を誇る老舗です。創業時は乾物を中心に扱っていましたが、昭和初期に青果店となりました。昔は、市内はもちろん、近隣市町村にも配達にまわっていたそうです。
「今は野菜も果物も、スーパーで買える時代。そんな中、私たち小規模店が生き残るには、“ここの青果はおいしい”と言ってもらえる店でないと」と北林祥幸店長。店には中央卸売市場のほか地域の市場で北林店長が目利きした、自慢の商品が並びます。
果物も野菜も、高価な品を選べば味は比例します。ただ北林店長は「結局、旬のものが一番おいしいんです」と話します。「今は技術が発達して、いろいろな野菜や果物が年中手に入ります。でも冷暖房を効かせて季節違いのもの栽培すれば、その分コストになる。旬の青果はそのコスト無しに、より良い環境で育ちますから」。店には地域の市場などで仕入れた、朝採れの旬の野菜なども並びます。
また、フルーツなどの缶詰をたくさん扱っているのも、今徳の特徴です。供物の盛籠などもできるので、万一の時などは、一度お問い合わせください。
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