村上メリヤスは、“「包」プロジェクト”と題したオーガニックコットン製品で話題を集めるメーカーです。アメリカのオーガニックコットンを使った衣類雑貨と、工場に隣接する農園で無農薬栽培した綿を原材料に、純奈良産の商品を取り揃えています。
その商品の特徴は“やさしさ”。特にマスクや赤ちゃんのおくるみなど、肌触りが問われる商品を中心に人気を集めています。実店舗は無く、長くオーガニックマルシェや手作り市などのイベントで販売していましたが、利用者からの強い要望もあり、今ではインターネットでも商品を購入できます。
「家族でやっている小さなメーカーなので、商品のお届けはお待ちいただくこともあります」と村上恭敏代表。価格は通常の綿製品より高くなりますが、それでもオーガニックコットンのやさしい肌触りを求める声は絶えません。
村上メリヤスは昭和初期に、この地で綿の製造・卸業を家業としていた一族から独立し、誕生しました。今ではほとんど見かけませんが、かつては大和高田一帯は綿栽培農家も多く、その製品は「大和木綿」の名で人気を博したそうです。村上代表は「私たちの取り組みは新たな取り組みですが、同時に、時代とともに姿を消しつつある伝統的な木綿の良さをもう一度見直すものでもあります」と話します。
村上メリヤスの製品のやさしさは、手に取ればすぐに実感できます。おすすめはマスクや下着など、直接肌に触れる商品。価格や手入れの方法など商品についての詳細は、HPやネットショップで確認できます。
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