Spord kiyoiは、昭和40年代に大阪で創業した靴下メーカー。2010年に株式会社となり、2013年に現在地に移転しました。現在代表を務める清井敏明さんが入社したのは、1990年のこと。当時から海外産の安価な靴下は優勢で、通常の靴下の生産を続けるのは難しいと、地域のスポーツ店に売り込み、地元サッカーチームのオリジナルソックスの製造を始めました。「チームユニフォームに合わせたオリジナルですから、1商品で20足程度の生産。ただ他では手に入りませんから、お客様は必ずリピーターになってくれます」。その評判は徐々に広まり、今ではサッカー・フットサルソックスに特化して生産しています。
「各チーム専用ということは、使う人の顔が見えるということ。これが一番やりがいにつながります」と清井代表。サッカー・フットサルソックスは、通常の靴下に使う綿やアクリルより丈夫で太い、ナイロンやポリエステルを使用しますが、Spord kiyoiの生産機械は、そこに合わせたセッティングに固定しているそうです。
特化することで高い専門性を持つこととなり、今では全国のサッカーチームのほか、大手スポーツブランドやプロリーグチームのサッカーソックスも生産しています。清井代表は「私自身大のサッカー好き。この仕事がサッカーの発展につながれば」と話します。
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