気密性が高く、通気性が良い細かい糸は春夏用。糸が太く網目が大きい生地は、秋冬用。靴下を生産する前にはいつも、お客さんとの打ち合わせは入念に、試行錯誤を繰り返してサンプル品を作られます。植島栄三靴下では毎日約33台~40台程の機械が動いています。各台作りたい靴下の図面をコンピューターへ読み込ませ、1日に約2400足を編みあげます。完成品出荷をするにあたり、製品チェックや仕上げのタグ付けは手作業です。製品管理や納品期限に関する信頼は厚く、某企業様とは45年もの長いお付き合いをされており、厳しい靴下産業業界を長年に渡り先導されています。
地元、大和高田市だからできたこと。2014年に発生した東日本大震災が起きた際には、陸前高田市との高田市つながりで約1000足もの靴下を寄附され、被災地に多くの貢献をされました。同社は、1951年に創業して以来、製品に関して品質へのこだわりを十分に貫かれてきました。この時も、品質管理は怠らず行ったそう。
技術と信頼の継承は、3代目へと既に決定しています。現在、針数の多い機械が多いため、春夏商品を得意とされている同社。今後は、針数を減らした機械の導入を考えられています。それにより、自社で作れる製品の幅を広げ新たな顧客の獲得と製品作りにチャレンジされていきます。
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