元気な高田、元気な小規模事業者
手の届かないところへの遠隔操作の役割を果たすコントロールケーブル。日本には、同製品を専門に生産する企業は既に10社程度しかないそうです。芝実工業株式会社が誇る「SBK」のブランドは今や、5000~6000点ものコントロールケーブルにその名を刻み、自社製品をどんどん世の中に供給されています。現在、国内では40%、海外へは60％もの製品を輸出されています。同社の製品は自動車や農機具、建機に使用されるもの。戦後の厳しい生産競争を戦い抜き、自動車業界においては58年もの実績を持ちます。全ての製品に対するこだわりと品質の良さで信頼を得たからこそSBKブランドはこれからも大きく羽ばたきます。
身近な場所に“コントロールケーブル”は使われています。子どもが使う「ベビーカー」「自転車」、大人が乗る「単車」「自動車」「建機」「フォークリフト」さらには、誰もが使う「椅子やベッド等」の住宅産業まで。日常にあふれる遠隔操作の技術は世の中になくてはならない存在です。
また、同社では大量生産だけではなく「古い自動車だからケーブルの在庫がない。諦めて廃車にしようか…」と悩まれているお客さんから個別の相談も受け、その自動車ケーブルを再現することもあるそうです。長年お客さんの信頼を得てきたのは、お客さんの思いを大切にされている一面からも感じられます。
今後は、「医療関係」や「住宅産業」にも盛んに取引を展開させることと同時に、「今まで“コントロールケーブルを使ったことがないけれど、遠隔操作をしたい”と思っている方々にも出会い、新たなものを生み出していきたい」と、日々挑戦されています。
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