JR高田駅から南へ、天神橋筋商店街に入ってすぐの場所にある金水堂は、100年ほど前に金水楼の名で営んでいた小料理屋を起源とする店です。その後呉服屋、お菓子屋などを経て、現在は酒屋兼鉄板焼きの店として親しまれています。
店内は、鉄板焼きのカウンターと酒屋スペースとに2分されています。鉄板焼きの営業時間は昼頃から夕方までと、夜は19時頃から再開という変則的なものですが、大和高田市では一般的なモダン焼きの「スキミ」を味わえる店として、遠方からもファンが通います。米田佳嗣店長が目の前で焼いてくれて、熱々を食べることができます。
「スキミ」とは、鶏のモツを入れた、うどんのモダン焼きです。薄く伸ばした特製の生地にかるく味を付けた焼うどん、さらにたっぷりのキャベツや天かす、自慢の鶏モツを加え、裏表とも焼き上げます。特製ソースかけたら2つ折りにし、さらにソースをたっぷり。最後に青のりと鰹節か、コショウと七味のどちらかをかけて完成です。「高田市民でこの味を知らない人はいない。ファンは関東にもいます」と米田店長。食べると、モッチリとした鶏モツの食感とうま味がたまりません。やや甘口のソースとも相性抜群で、この味を求めて他府県からも人が来るというのも納得です。
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